ART OF LIFE

X JAPAN　　1993年　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ランキングへ

明らかに常人ではないであろうＹＯＳＨＩＫＩの半生を楽曲化したという本曲。
なんてったてＹＯＳＨＩＫＩの半生である。つまらないわけがないのである。

２９分１曲だが、全く長さを感じさせない。これはもはや構成云々ではなくぶっちぎりのメロディーセンスのなせる業だろう。途中入る約９分間のピアノソロパート含め、演奏のどこを切ってもぶっちぎりでキャッチー。あのＹＯＳＨＩＫＩの半生がメンバー巻き込んでぶっちぎりキャッチーでないわけがないのである。以上。

で、余談ですが、ちょっと懐かしくなってＹｏｕ　Ｔｕｂｅで検索してみました。・・何を？って、元気が出るテレビのヘビメタ君ですよ。いや～あるもんですね。やっぱりあったかー、といった感じですが。感慨深し。で、その後色々見てみたのですがホント良いです。今も昔もこんなバンドいないですよね。

元気が出るテレビ: 秋の大運動会

キャラ立ちのやたらと良いメンバー。何といっても華があります。

ハードな曲でさえ普遍的で流麗なメロディー。このメロディーセンスが他のＨＲ／ＨＭバンドと一線を画す一番の理由でしょう。

そして本気。

勿論どのバンドだって本気で取り組んでいるでしょうし、いい加減な気持ちでやってる奴のほうが少数だと思います。が、気合の入り方がもう半端ではない。そしてそのハンパない気合が突き抜けてゆくベクトル、つまり叩き込める楽曲がある。

X JAPANというと馬鹿でかい、利権関係のやたら面倒くさそうなプロダクションのような印象になってしまっていましたが、夢を持った若者の集まった、ただのバンドだったんですよね。非凡な才能と情熱がそこにあったというだけで。

このバンドはなんというかもう・・・ただただ特攻の美しさです。

上記の、以上。をもってART OF LIFEの話は終わりにするつもりでしたが諸々映像見た後で余談。
更に少々付け足し。

本ページを御覧の方でX JAPAN未聴の方（・・っているのか？・・でもいるんだろうなあ・・）、特にハードなものを求める方は、まずメジャーデビュー盤の「BLUE BLOOD」から聴いた方が良いかも知れません。BLUE BLOOD収録曲に比べ本曲は品が良いです（Xの曲というのは上にも書きました通り、ハードな曲でも大概メロディアスで品があるのが特徴ですが）。本曲は簡単に言ってしまいますとハードな突き上げ感は希薄です。そういう曲ではないということです。ただしその突き上げ感に相当するものが崩壊してゆくピアノソロにあると思っています。

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一応ディスクガイド的な性格を持たせているつもりのページですので、あくまで代表作としてはBLUE BLOODを勧めておきます。