TAKE OFF AND LANDING
砂原良徳 1998年 ランキングへ
スムースなのにどこかトチ狂ったラウンジ、当時在籍していた電気グルーヴよりも、想い出波止場に
近いストレンジなサウンドです。
私は音楽を聴いて気分が変わるということが良くも悪くもあまり無いのですが、
本作は飛行機に乗って海外旅行に出掛ける時のような、ちょっと嬉しい気分にさせてくれたりする、コンセプト通り乗せてくれる1枚。・・と思えるのは#6の途中までで、#6終盤から本格的に妙な感じになって行きます。
#6終盤~7・8と逆回転、早回し、スロー再生、コラージュとSEの連発等々・・
特にどの作品、というわけではないのですが横尾忠則氏の絵を連想してしまったり。
一体何処へ行くのやら、です。
#9で一旦チル。
#10はSunやShineの単語でボアダムスを連想したり。そこに後半現れる無限音階が私にはとてもツボです。
#11以降もしっかりと聴かせてくれます。
想像力に溢れ、思い切りの良さもある、非常に聴き応えのある大作/傑作です。
今度はもうちょっと気楽に飛行機に乗って海外旅行に(だけ)出掛けたい方は同年発売の次作『THE SOUND OF´70s 』も是非。
THE SOUND OF´70s |
因みにこの年発売された同じく(音は全く異なりますが)ストレンジな大作/傑作で、イギリスのロックバンド、マンサンの『SIX』という作品がありました。
SIX マンサン EMIミュージック・ジャパン 1998-08-26 売り上げランキング : 59345 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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