Mr.Children / 四次元 Four Dimensions

 No.9

1. 未来
2. and I love you
3. ランニングハイ
4. ヨーイドン
5. ヨーイドン (Instrumental)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四次元 Four Dimensions

Mr.Children  2005年                            ランキングへ


 

収録曲4曲中4曲全てにタイアップがついたシングル?です。

アルバム『I LOVE U』に本収録曲4曲中3曲が入ってるじゃんよー。あっちのが一杯曲入ってるじゃんよー。という声も聞こえてきそうですが曲数入ってれば良いってもんじゃありません。断じてこちらを選びます。アルバム未収録の4曲目ヨーイドンが特別好き。って訳では全くないのですが・・。え~では早々に曲毎の解説に移ります。

まず1曲目「未来」勢いがありとても力強いのにうるさくないです。

爽快です。

ところで初期ミスターチルドレンというのはあんまり深く考えずにいい曲がポンポン出てくるタイプの天然ソングライターという印象でしたが(実際どうかは分りませんよ。あくまで印象と想像です)ある時期からどんよりとしたムードで、曲が生まれてくるというよりも作っているという印象に変わり、どこか重苦しい印象が付きまとっているようでした。ここにきてミスターチルドレンの曲が爽快に感じられるというのは非常に重要な事で、なんと生き返った!生まれ変わった!とすら思う程でした。まるで憑き物が落ちた様な。曲自体がとても瑞々しく、若々しい印象を受けます。ポカリスエットが飲みたくなりますね。

で、バンドサウンド。紛れもないバンドサウンドです。ちなみに彼等をバンド、と感じたのは本作が初めてです。桜井和寿氏と小林武史氏と他メンバーという印象でしたが(失礼)本作の音は実に生き生きと鳴っています。ちょっと感動的です。そして歌。桜井氏の歌唱は時に過剰に感じてしまう事が私はありますが本作通してそう感じる事はありませんでした。

#2「and I love you」
いままでにシングルでは出してこなかったタイプの、ミスチル王道というよりは変化球タイプのアレンジの曲になるかと思いますが、これが凄い。メロディー冴えまくり、歌詞冴えまくり、アレンジ・演奏冴えまくり。終盤の畳み掛けて来る箇所は本当に素晴らしく胸に迫って来ます。

#3「ランニングハイ」
日常の閉塞感と葛藤をヤケクソで突き破ろうとする内容。ちょっとコミカルな曲調と歌唱で勢いとインパクトはあっても無理無く仕上がっている印象。無難ということではなくて良い意味でこなれています。
横綱相撲。

#4「ヨーイドン」
彼らがノリに乗っていた95年頃を想起させます。良曲。
#5「ヨーイドン (Instrumental)」 も決して邪魔にならず。

計4曲(プラス1トラック)。余計なものは何一つないこの並び。これで十分です。

 

やはりこれは生き返った、生まれ変わったと言うよりも、踏み出した!乗り越えた!前進した!という
べき作品でしょう。文句なし。キャリア16年目の大傑作。

 

 

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